2. エコシステムの全体像と Nix Shell

Nix エコシステムの全体像

多分分かるので、そのうち書く。

Nix Shell

Nix CLI を使い、Nix Shell を作成してみましょう。

nix-shell -p lolcat cowsay

lolcat と cowsay が利用できるシェルが作成され、そのシェルに入ります。

which cowsay
# -> /nix/store/ixskg19qvf8gfwbdlajc4498c1km1jyf-cowsay-3.8.4/bin/cowsay
which lolcat
# -> /nix/store/9qirzkmk1vlj7klw0mjwjkaxpqgh8jdy-lolcat-100.0.1/bin/lolcat

ここで大事なのは、

• 実行可能ファイルのダウンロードはされている
• グローバルの環境にインストールされているわけではない
• /nix/store の中にパッケージのそのバージョン専用のディレクトリが作成されている
  • /nix/store のことを Nix Store と呼ぶことがあります

lolcat と cowsay を使ってみましょう。

ls | cowsay
ls | lolcat

終わったら、Nix シェルを退出します。

exit

which lolcat
# -> which: no lolcat in (path)
which cowsay
# -> which: no cowsay in (path)

パッケージキャッシュ

Nix Store にパッケージのキャッシュが残っているので、次同じパッケージを使って nix-shell をすると、ダウンロードが発生しないのが確認できます。

このキャッシュを消去するには、

nix-collect-garbage

を実行します。